学習塾の倒産件数が2024年は過去最多になったようだ。良い塾が生き残り、悪い塾が淘汰されるのは良いことだが、どうもそうではなさそうに見える。賢い子を集めるのが上手い塾は当然実績が出る。実績が出るからまた賢い生徒が集まる。大手の学習塾は皆この方法で生徒を集めている。しかし育てているかどうかは別問題だ。元々偏差値65の生徒が大手塾に通って開成や桜蔭に受かってもそれは塾が育てているわけではない。
偏差値50の生徒を60に上げて海城や駒東に合格させる先生こそ本物である。こういう先生は大手塾だけでなく小さな塾や個別指導塾にもいる。倒産した塾の中にも良い先生はいたはずである。塾を選ぶ時は、大きさや実績にとらわれず、育ててくれるかどうかを見たい。優秀な先生は3ヶ月以内に生徒の習慣や成績に良い影響を与えるものである。
今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。