19歳の頃、大阪の駿台予備校で浪人生活をしていた頃、英語の先生でとてつもない先生がいた。それがこの表三郎先生だ。男の価値は腕力と信じて疑わない当時の自分の価値観が、この先生に出会ってガラガラと音を立てて崩れる体験をした。それほどこの先生の知力には度肝を抜かされたものだ。人間の価値は知力だと痛感した。その表先生が書いた本が、この「スーパー英文読解法」である。上下巻の2冊になっていて、今でもAmazonで購入できる。実は講義テープ1巻〜10巻と講義ビデオが別売りされていて、こちらは絶版になっている。しかし私はどうしても欲しかったので2024年に論創社に電話をすると、何と在庫があったので売って頂いた。幸運なことにテープの3巻〜10巻とビデオの在庫が1個ずつあったのだ。今は自宅で大切に保管している。本だけでかなりの完成度の高さだけど、テープを聴くとさらに理解が深まった。英文はかなり難解だが、大学入試で出されたものばかりなので、高校までの英語の知識で何とかなる。英文読解力を伸ばしたい人は是非チャレンジしてみて欲しい。ちなみにテープは滋賀県立図書館に行けば聴くことができる。
